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共感を呼ぶスローガン

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テレビや雑誌でご存知の方もあるかも知れませんが、島根県益田市にM-landドライビングスクールという合宿型の自動車学校があります。益田市は島根県の最西端にあって人口5万4千人余り。特段の観光地があるでもなく、また大きな産業もない、ごく普通の地方都市です。ここに東京や大阪など全国から運転免許を取るために多くの人がやってくるのです。これはちょっとした驚きです。

このスクールが売りにしているのはもちろん短期で免許が取れることではありますが、人気の本当の秘密は他にあります。

それは、「致良知」を目指しているということです。ちょっとむずかしい言葉ですが、同社のホームページには下記のように述べられています。
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中国の明の時代の学者、王陽明が晩年に唱えた「致良知」という言葉をご存知ですか。

誰かに教わったからではなく、生まれながら人間が持っている道徳心、心の動き。それが「良知」です。「良知」に素直に心を傾け、十分に実践すること、それが「致良知」(良知を致す)なのです。

M-landでは、「致良知」を「燮(やわらぎ)の心」と呼んでいます。

M-landの敷地内には、燮の塔、燮の間というように、燮という文字が至る所にあります。
「燮の心」が運転する上でも非常に大切だと思っているからです。
もちろん、教習に当たっての心構えとして、またM-land社員の行動基準としても「燮の心」を徹底しています。
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となっています。その最たるものが挨拶なのですが、その看板が冒頭の写真です。

単に免許取得の術を教えるのではなく人間の生き方、考え方をも教えているのです。具体的には掃除の心を学ぶ「掃除の会」や車への愛着を持たせる「洗車の会」、より多くの友達を作るためカラオケ、お茶、テニスなどのレジャー施設、及び若い女性向けのネイルアートやエステティックサロンなど、合宿中思いっきり学んでさらにエンジョイできる仕掛けがなされています。

その他にも、両親に対して手紙を書いたり学生同士で相手の良いところを誉めるサンキューレターなど物心両面にわたってユニークな仕掛けが施されています。

ここを卒業するときはみんな兄弟、家族同士みたいな感覚になって涙を流して別れを惜しむそうです。まさしく人と人の心の交流を遊び、楽しみを通じて実践しているわけです。

では、こうした実践を医療機関にどのように取り入れたらいいのでしょう?

このスクールの真骨頂は、「人と人の交流」にあります。人と人との交流から生まれてくるものがあります。

人が動けば感動が生まれる

かも知れません。ですから、医療機関でも「交流の場」を設ければよいのです。

医療機関はどうしても病気を持ってる人が中心になります。そしてそれが完治すればそれぞれの生活に戻っていく。すると、結局交流が生まれにくい面があります。

しかし、ここで敢えてその場を設けましょう。ひとつの例が「乳がん患者の集い」などですね。がんにかかったものでしかわからない悩みや苦労、こうしたものを共有できる患者会などは自身にとってとても心強いものになります。

また、産婦人科であれば、誕生月の同じ人たちに定期的に集まってもらい、育児情報を交換したりし合う同窓会などもあるでしょう。最近では、少子化や核家族化の影響で子育てで悩む人たちも増えています。抱えている悩みには共通点も多いことでしょうから、同窓生同士で出し合うだけでストレス解消になるんじゃないでしょうか。

こうした「人と人の交流」を設けることで、さらに大きく広く口コミが拡がるにちがいありません。

メディカル広報センターのホームページもごらん下さいね。
# by yongenso | 2006-09-22 13:14 | 医業PRのヒント

口コミ創出に確実な手法“出版戦略”

ある大手旅行社が職場旅行のガイドブック(小冊子)を発行するそうです。

「職場旅行 虎の巻」と題したこの本は、過去の職場旅行の分析や、部屋割りなどの気配りのテクニック、宴会やイベントのテクニック、さらに、国内、海外のおすすめのスポットの紹介、必須事項のチェックリストなどを掲載しており、幹事さんならずとも欲しくなる本ですね。

この本はWebページとも連動しているのですが、こうした小冊子を配布するのにはどんな意味があるんでしょう。

1)顧客の囲い込みができる

2)顧客との信頼関係づくりにつながる

などです。小冊子は根本的にパンフレットやカタログとは異なります。パンフレットは企業から消費者に向けての一方通行的な側面がありますが、小冊子はあくまで「顧客のお役立ち」を目的とした出版物ですからお客の側も欲しがるわけです。ポイントは、

素人が知らない、知り得ないプロならではのツボを紹介すること

です。そうすると

「ふ (゚〜゚)ふぅぅぅん なるほどね!旅行ってのはこういう風にやれば楽しくできるのか…!」

とお客は納得してくれます。そして実際旅行に行こうとなれば当然この小冊子をもらった旅行社へ依頼しますよね。このような流れが作れるのが出版物の威力です。

医療機関でもこの手法は多いに使えます。

「専門にしていること」

「今社会的に問題になっていること」

などにテーマを設定して出版するとアッという間に“口コミ”を創造することが可能になります。ぜひ皆さんも検討なさってみては…

小冊子(ガイドブック)の作成については↓こちら↓のページでも解説しています。
http://www.medical-koho.com/sub04.htm
# by yongenso | 2006-09-19 14:10 | 医業PRのヒント

声掛けのタイミング

私はよく洋服屋に出掛けることが多いんですが、接客が下手だなあと思う場面があります。それは、店に入った途端私にくっついてくる店員です。これは売れません。

逆にうまい店員は「いらしゃいませ」の挨拶の後、つかず離れずの微妙な距離を図る店員です。

そしてある瞬間私の目の前に現れます。それは

「何か尋ねたいことがある」「手にとってしげしげと眺めている」「あちこち気にいった物を探し回っている」このタイミングでスッと現れるのです。

皆さんも経験あると思いますが、「何かお探しでしょうか?」とか「この商品はお勧めですよ」とまとわりつく店員がいます。これには皆さんも「ほっといてくれ!」という気持ちになられたこと結構あるでしょう。

つまり、

店員に左右されたくない

のです。自分が気に入った上で買いたいのです。そのうえで、ちょっと分からない、疑問な点が発生したときはじめて店員を必要とするのです。このタイミングを外すとお客は逃げます。

これを医療機関に置き換えてみます。医療機関へは衝動買いをするために来てるわけではありませんから、ケースが異なるでしょうが、どの時点でどのような言葉を患者さんにかけるか、これはとても大事です。

風邪のシーズンに熱が出て苦しそうな患者さんがいたとします。この場合の順番待ちはけっこう辛いものがあります。ここでどう声を掛けていくかなのですが、

「診察の順番があと何番目ですよ!」

こうして声を掛けてあげるだけで患者は安心します。もちろん相当きつい場合は前後させるのはあたりまえですが、そうでない場合でも、こまめに声をかけてあげるだけで患者さんは安心します。

待ち時間の長さがよく問題になりますが、その長さだけに不満を持つのではなく、いつ自分の番が回ってくるのかが分からずにイライラしているんですね。

「自分はあとどれぐらい待てばよいのか!」予測ができれば患者は安心するものです。ですから早すぎず、遅すぎずの頃合いで声をかけるセンスが必要とされます。

メディカル広報センターのホームページ ↓↓↓
http://www.medical-koho.com/
# by yongenso | 2006-09-16 13:35 | 医業PRのヒント

SEO

ホームページを活用しておられる方、あるいはこれから作ってみようかとお考えの方、SEOという言葉をお聞きになったことはないだろうか?

実はこのSEOはホームページを活用する上で重要なキーワード。

SEOは、Search Engine Optimizationの略で、別名

検索エンジン最適化,検索エンジン対策

と呼ばれる。端的に言ってGoogleやYahoo、MSNと言った

検索エンジンの上位に自分のWebページが表示されるように工夫する技術

のこと。どんなに立派なホームページを作っていようともGoogleやYahooなどで上位表示されなければそれは患者にとってはないのと同じ。

なぜなら、インターネットユーザーの約8割が、自分が見たいWEBサイトを検索エンジンによって探しているから…(Yahoo! JAPAN 調査)

お客が、ホームページの内容に関連するキーワードで検索をかけた際に自社のWEBサイトが上位に表示されるようホームページを改善することは今後のホームページ活用のための必須項目となっている。

詳しくは↓こちらへ。
http://www.medical-koho.com/sub03.htm
# by yongenso | 2006-09-12 14:51 | 広報・PR用語集

ようやくブログ開設しました。

皆さんこんにちは。メディカル広報センターの四元重美です。私のプロフィールはこちら

このたびようやくブログ開設にこぎ着けました。以前から

「ブログはいいよ、ブログはホームページの運営上も必ず助けになるからおやんなさい!」

などと人には言いながら自分のブログは荒れ果てた畑、閑古鳥が鳴く食堂状態。そこで再決心してブログを再スタートすることになりました。そのタイトルも

医療機関の口コミ増殖大作戦

このブログでは、頼みもしないのに勝手に人があなたの病院、医院を宣伝してくれる。そんな夢みたいなことを現実にしようと考えているちょっとふとどきなブログです。

人が口コミするには訳があります。

医療広報実績18年の広告・広報クリエーターが流通業やサービス業の事例から贈る口コミ誘発アイデア集。今日からスタートです。日々の診療活動、広報活動にお役立て下さい。

メディカル広報センターのホームページもごらん下さいね。
# by yongenso | 2006-09-07 14:56 | 四元重美ブログ