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ひとひねり不足症

医療機関に限らず何かイベントをする際、あと一押しの工夫が必要です。その一押しがなければニュースの素材となり得ないのです。

今朝、新聞を見ていたらある病院が院内に絵画や手芸品などを展示するギャラリーを開設したとの記事が載っていました。その掲載スペースはとても小さく、よく注意しないとうっかり見落としかねないほどの扱いです。

一方、同じ紙面には小学校の話題か何かが載っていました。こちらは大きく写真扱いでしかも太字で……。この違いは何なのでしょうか?

一言でいって


社会の関心事とリンクしているか?


ということです。

病院の記事は地域の誰でもがそのギャラリーに展示できるわけではなく、あらかじめ契約?した人たちの展示スペースのようです。これでは今ひとつ社会の関心事とリンクが弱いですね。

今、秋葉原の事件やネットや携帯を使ったいじめ、あるいは親殺しなど青少年にまつわる事件が頻発しています。これは社会全体で早急に取り組まなければならない問題です。だからこそ、このギャラリーに


青少年の健全育成というテーマをリンクさせる


のです。例えば、地域にある中学校の美術部の生徒さん方に病と闘うをテーマにした作品を書いてもらったり、その生徒たちが絵をもって患者さんを勇気づけるためにボランティア訪問をする、あるいは美術部だけに限った話ではありません。音楽部が元気づけるための曲を作って披露するとかやれることはいくらだってあるはずです。そう考えれば発想はいくらだって拡がります。

記事になりやすいのは

こども,お年寄り,障がい者

です。

しかし、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。根底に

「地域に役立つ」

「患者さんの心身向上」

といった崇高な目標がなければなりません。単なる売名行為だと人に思われたらその活動はまったく意味のないものになってしまいます。

世の中の役に立つことなら積極的にマスメディアに掲載してもらうよう働きかけることが大切です。そうすることで住民は恩恵を被るのですから……

何か行動を起こす場合は、必ずひとひねりを加えましょう。
by yongenso | 2008-07-09 10:49 | 医業PRのヒント


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