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ネーミングはタミフル以上の劇薬

携帯電話のソフトバンクモバイルが、通話料・メールともに無料というショッキングなプランを発表しました。私などはもう他の会社に予約したばかりなので、今さらソフトバンクに切り替えるのも大人気ない感じがして飛びつきはしませんが、それにしても予想だにしない料金の登場となりました。

なかでも私が感心したのは、このサービス全般に対するネーミングです。

予想外割引

本当にこれぞ予想外でした。これが「新規乗換え割引」なんていうありきたりのネーミングだったらおそらく人の注意は引かないでしょう。でもこれだったら間違いなく注意を引きます。ここにネーミングの妙があります。

ネーミングひとつでその商品やサービス、あるいはやりたいことが分かるんです。ネーミングを軽んじてはいけません。

その代表例が

「スリムドカン」

これは健康食品ゆえに効果・効能をうたえません。そこでつけたのがこのネーミング。スリムでダイエットを連想し、ドカンで便通が良くなるをイメージさせます。

文字通り、企業にとってネーミングは売れるか売れないかの分岐点とも言える劇薬なのです。

医療機関はこれまで競争意識がさほどなかったため、このようなネーミングを考える必要性も低かったように思います。でも、これからは他者との違いを明確化する必要が高まるように思います。

皆さんもぜひ意識してネーミングを考えてみてください。

メディカル広報センターのホームページ
http://www.medical-koho.com/
by yongenso | 2006-10-26 11:00 | 医業PRのヒント


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