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イチローは天才ではない!

アメリカ大リーグのイチロー選手が9年連続200本安打というとてつもない記録を打ち立てました。私は、彼は小さいころから父親に手を引かれ、毎日バッティングセンターに行き野球漬けの毎日を送り、日本でそしてアメリカであれほどの大記録を打ち立てるのだからそれは

“才能”

以外の何物でもないと思っていました。マスコミやそしてまた野球ファンの誰しもが彼のことを「天才イチロー」と称しています。しかし、彼は天才でも何でもないと思えるようになりました。

それは彼がプロに入った瞬間から全くスタイルを変えない人間だからです。彼は非常にわがまま、人におもねていない、人に合わせない、人の言うことを聞かないといった孤高の存在のようです。インタビューでも独特の受け答えがそれを物語っています。

彼はプロ入り以来ずっと守ってきたトレーニング、生活パターンをかたくなに守っています。朝何時に起きて、食事は何時にして、何を食べてといった生活のパターンから球場でのストレッチ、ランニング、守備練習、バッティング練習など寸分たがわず同じメニューをこなしています。

これを毎日毎日欠かすことなくずっとやり続けている。この地道な積み重ねこそがこんにちの彼を作っているのだと思います。彼は天才ではありません。どうしても彼を天才と称するなら


「地道なことをやり続けることの天才」

がふさわしいかもしれません。いまどき努力という言葉が死語になりつつあります。今の若者や子供たちに「努力しなさい」といったところで「古い」だの「かっこ悪い」だのにべもありません。しかし、イチローの生き方、行き方を見ていて今一度、「努力」の大切さを啓蒙したいものです。

私の身近にも隠れた努力を継続している人がいます。スナックのママさんなのですが、御年70歳を超えて現役。もう40年ものキャリアを持つ方なのですが、毎日の努力といったらただただ頭が下がるばかりです。毎日の睡眠時間が3~4時間。そして毎日毎日小さなボランティアに精を出しているのです。ご本人いわく「私にできることはこれぐらいしかないの…」とこともなげに言いながらせっせと働いています。まさしく路傍の花と呼ぶべき存在です。

また、この女性の素晴らしいところは若さを保つために並々ならぬ努力をしていることです。毎日1時間以上かけてストレッチ、鏡の前での笑顔トレーニング、顔の筋力マッサージなどメニューがいっぱいです。そのせいでしょう。常に背筋がピシっとして姿勢がまことに美しい、そしてまた顔に張りがあって一回りは若く見えるのです。こうしたことは努力です。毎日毎日少しの努力です。千里の道も一歩からです。

また、驚くべきことがもう一つあります。このママさんは経済的には何の不足もない社長夫人の立場でもあるのです。(今では息子さんが社長になり会長夫人となりましたが…)

いつでも時間が自由になり、ボランティアなどせずとも税金という形でじゅうぶん社会に貢献している。にもかかわらず、恵まれない人に手を差し伸べ、プルタブを収集して車いすを贈るなどの活動をされています。決してスポットライトを浴びる場所ではなく、町の小さな片隅でひっそりと人の役に立つ。こうした


“陰徳”


を私自身も積みたいものです。
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by yongenso | 2009-09-15 08:42 | 四元重美ブログ