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自分のことはよく見えないで症

昨日、ある飲食関連の企業にプレゼンテーションをしました。初めての取引になるのですが、以前からある会の仲間でもあり知己の間柄ではあります。しかし、向こうは鹿児島では大手の部類に入る企業。それに対してこちらはわずか2〜3人の企業。そうしたギャップはありながらもプレゼンにまでこぎ着けました。

期待に胸をふくらませ意気揚々とプレゼンを提出した瞬間、



「これはちがう!」


と一蹴されました。私およびデザイナーの二人で練りに練ったプランです。一瞬我を失いそうになりました。私が面食らっているとその社長から言葉が畳みかけられました。「このプランはお客の立場に立っていないのだ・・・」と。

しかし、私はお客のメリットをしっかり提示し、その必要性もキチンと盛り込み十二分に練られていると自信を持っていました。しかし、やがてその観点がずれていることがわかりました。相手がいうお客とは相手の企業ではなく、


飲食店に足を運んでくださるお客様(エンドユーザー)


のことを指していたのです。つまり、私が出した案はあくまでもその飲食企業のイメージが高まれば!という思いから、その企業にとってどういうメリットがあるかを中心に組み立てられていました。しかし、相手にしてみれば、それだけでは足りないわけで、その企業を利用して下さるお客様にメリットがあるかどうかまで想いを馳せなければダメだということを教えたかったのでしょう。

私たちはお客様の立場になって!とは口でよく言います。しかし、残念ながらなかなか実行されていないことの方が多いようです。私自身も「お客様の立場で、お客様にメリットのあるように」と常に言い聞かせながら仕事をやっていたつもりなのですが、いつしかそのことを忘れてしまっていました。

人間は他人のこと、外野からなら冷静にいろんなことを見つめられるのですが、

イザ自分のこととなると盲目的になってしまって見えなくなる

のです。そう「自分のことはよく見えないで症」と言っていいかもしれません。
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私のような代理業、コンサル業というのは、取り引きいただく企業さんの立場はもちろんのこと、エンドユーザーのことまでしっかり見据えていく必要があるということを痛感させられるできごとでした。
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by yongenso | 2007-12-15 17:03 | 四元重美ブログ