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伝わる技術(プレゼン)発達障害

d0091249_17384143.jpgプレゼンテーションとは、こちらが意図していることを相手に伝える技術ですが、しかしこの人前でしゃべる、何かを伝えるということが苦手!という人が多いように感じます。しかし、これからはこの能力がなければうまく仕事をしていけないのでは?と考えています。その背景には

1)情報ツールの進歩で人の口から口への伝達の機会が減っている

2)消費者の企業に対する不信感から営業マンのトークを鵜呑みにしない

3)核家族化の進行でコミュニケーション能力が低下した…

などがあります。このプレゼンテーション能力は医療現場でも、ドクター⇔患者、ドクター⇔医療スタッフの間で多いに関わりがあります。その背景には医療事故、医療過誤、医療不信などがあり、結局これはコミュニケーション不足に起因していると思っています。

以前講師をさせていただいた鹿児島大学の社会人向けスクールの成果発表会(プレゼンテーション)が先日開かれ、私も見学してきました。生徒たちは一年間にわたり学んできたテーマをパネルにして発表します。その内容も実に多彩で、鹿児島らしさをテーマに地域の自然を生かした観光プロジェクト,焼酎を活かした街おこし,焼酎と果物を組み合わせた新製品開発プランまで31人のプランが披露されました。

この中には今すぐにでも実現できそうな、役立つ発想というものがいくらかあり、私自身も非常に参考にかつ刺激になりました。しかしながらせっかくの良いアイデアなのにプレゼン能力が稚拙なばっかりに人々の胸に響かないというもったいないケースも目立ちました。そこで私なりに聴衆に相手に伝わりやすいプレゼンのポイントを整理してみました。

1)ボディランゲージ豊かに
なるだけメモを見ず説明調にならないように。プレゼンの際はハンドマイクではなく、ピンマイクを利用

2)ツールを最大限活用する
グラフなどのデータや写真、企画にまつわる道具や商品などを見せながら実演

3)文章はなるだけ短くする
ポスターなどの表現はダラダラと長くするのではなく、ポイント毎に要点を伝える。箇条書きを利用する

4)声に抑揚をつける
人に迫るような声の大きさと感情を押し殺したような声の使い方で変化をつける。聞き手へ質問するのもよい

5)非常識な表現を取り入れる
聞き手が「何だろう?」と思うぐらいの思い切った表現、いわゆるつかみを行う。しっかりとしたプランと非常識な表現とのギャップで聞き手を惹き付けられる

こうしたプレゼンテーションに企画そのものの精度が高ければ高いほど、その企画はより真実味を帯びてきます。そのためにも

●ターゲットを明確にする
●人の心の変化に照準を合わせ、起承転結に沿ってプレゼンする

この二つを意識して取り組むことが大切です。d0091249_17393088.jpg

メディカル広報センターのホームページもときどき覗いてみて下さい。
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by yongenso | 2007-08-28 17:27 | 医業PRのヒント

ギャップ連発症候群

以前ある豚カツ屋に行ったときのこと。この店は以前から有名で、一度は試してみたいと思っていたんです。価格は最低でも1.600円。「やはり『こだわりの店』というだけあって高いな」と思いながら待つこと10分。

実はその期待が悪い方に裏切られてしまったのです。最初に無愛想なおばちゃんがお茶を持ってきたのですが、湯飲み一杯に注いであり、熱くてちょっと持てない、しかもお茶の味もごく普通の感じ。おいしい豚カツを食べさせようというのだから、お茶ももう少しこだわって欲しいなと思いながらイザ!豚カツへ。

ところが豚カツの上からタレをぶっかけて食べるようになっており、また、ゴマとか、ソースの種類とか、食べ方についてのこだわりが何の説明もないのです。これで興ざめしてしまいました。

「とびっきりおいしいのでは?」という期待を抱きながら来たのに、印象が悪いと今度は料理そのものも疑ってしまいます。確かにおいしいとは感じたのですが「普通の倍の価格にしては期待したほどではなかった」と思えました。

人はレストランで食事をするとき、単にお腹を満たしには来ていません。


通常とは違う空間で満たされたい

くつろぎのひとときを過ごしたい

心を満たしてくれる暖かいサービスに触れたい


こうした希望を持っています。また、「これだけの価格設定をしているのだから、食べる方はきっとおいしいだろうな!」と期待してのに、そうでなかった場合のギャップが大きければ大きいほど、人間は失望してしまいます。

また、私は人間の舌というのはかなりいい加減なものだとも思います。「あそこはおいしい」「ここはおいしい」と言いますが、実験で既製品をコッソリ食べさせても気付かないなどということはよくあります。要するに

「ここはおいしい」という心の中に描いたイメージ“前提条件”が大きければ大きいほど、強ければ強いほど落胆の度合いも大きい


ということになります。逆に前提条件を下げておいて感動を生むというケースもあります。

あるクリニックの例ですが、診察が終わった後お茶を振る舞ってくれるところがあります。受付の女性がわざわざ待合室までお茶を運んでくれるのです。これにはちょっとした感激です。

まず、「病院は治療をするところだからまさかお茶を出すはずがない」と言う前提があります。しかし、そこにお茶を運んでこられたら・・・

これは常識外のことです。常識外のことを見せられたら人は感激して誰かにしゃべりたくなるのです。期待もしていなかったことで受けた感激、このギャップが口コミを呼ぶわけですね。

病院ではこんなことはしないだろうと思えるようなこと、一見非常識なこと、こうしたことを綿々と継続して実行していくと地域において大きな評判のうねりとなります。もちろん、こうしたサービスも本分である医療サービスが充実しておればの話ではありますが・・・


メディカル広報センターのホームページもたまには覗いてみて下さいね。 ↓↓↓
http://www.medical-koho.com/
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by yongenso | 2007-08-22 12:54 | 四元重美ブログ

『らしさ』こだわり症候群

医療に限らずどんな事業においても『らしさ』にこだわる必要があります。こだわるからこそその特性が表出され、人々の心に留まるのです。

「保険屋」さんを例にとってみましょう。保険屋さんの存在意義とは何でしょうか?

『安心』

だと思いますね。事故を起こしたとき、被害にあったときなどイザというときに頼りになるかどうかが肝心です。保険というのは非常に複雑です。私もある保険の話を何回聞いてもよくわからなかったという経験があります。それほど素人にとっては難しい領域です。

ましてや、事故などとっさの時に頭はパニック状態です。こうしたときに頼りになる存在、それが「プロ中のプロ」ということになりますね。

いつでも相談できる

とっさの時に駆けつけてくれる

という安心感こそがその人を選ぶ分岐点です。

先日通りかかった保険屋さんの事務所を見て、もっと安心感の与えられるような工夫を施したらどうだろうと考えました。保険なんて言うのは口コミが主な仕事発生源かもしれませんが、しかし、地域に根ざすなら看板一つムダにしちゃいけません。

安心を売りにするのですから

1)店主の似顔絵を名刺や看板に登場させ、安心感を醸成させる
2)似顔絵入りの立体看板を作り、交通安全・家内安全の標語入りのたすきを掛けさせる
3)町内の青パト隊,こども110番に参加し、車にもシート看板を施工する
4)地域に対して防犯ブザー、ホイッスルなどの貸し出しを行う
5)賢い保険活用術・防犯対策などの学習会を地域密着型で行う
6)社名の一工夫(○○安心保険事務所)、電話番号の工夫(71-9924 何でも一番!救急通報)

こうしたことで地域に対して“安心できる存在”というイメージが定着していきます。また、地域での顧客率を高めることは経営上の観点からも、移動距離が少ない、対処がすぐできる、口コミが早く伝わりやすいことなどのメリットが生まれるはずです。

それぞれがその業界ならではの「らしさ」に徹底してこだわり、看板一つにしてもおろそかにせずいいイメージを創りあげていくことが、地域におけるポジションを確固たるものにしてくれるでしょう。
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by yongenso | 2007-08-08 08:50 | 医業PRのヒント