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凡事徹底熱中症

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私たちは何か新しいことに取り組む際、「突拍子もないこと」「前例のないこと」「奇想天外なこと」をやろうとします。しかし、そんなに新しいことが溢れているわけはありません。すべてがこれまであったことの応用です。

そうした観点から考えた場合、初めから非凡なことを考える必要はないように思います。のです。

平凡なことを徹底して掘り下げればそれが非凡につながる

私が、医療機関に「新しいアイデアを創出しましょう!」と提案した場合、「うちは小さなクリニックでスタッフは少ないし、しかもこれという特長もないから無理だ!」という話を聞くことがよくあります。しかし、何も特別なことを考える必要はありません。普段やっていることにちょっと工夫を加え、しかも継続してやればそれがじゅうぶん他にはない特長になります。

たまたまこの間、スーパーに立ち寄る機会がありましたが、玄関口にお客様からの苦情とそれに対する店長のコメントが載ったポスターがありました。お客様からの苦情を貼り出すと言うことだけでも一歩前進です。しかし、ここではまだ平凡です。

苦情の中に「野菜コーナーで店員さんが靴ひもを結び直したその手でまた野菜を並べていて、ちょっと不潔に感じました」というのがありました。これに対して店長のコメントが「お客様に不愉快な思いをさせて申し訳ありません。担当に厳しく注意しました。ご了承下さい」とありました。

お客としては一応苦情をキチンと聞いてくれたのだからまあ満足はするでしょう。しかし、これではまだ満足レベルです。

口コミしてもらうためには感動レベルまでいく必要

があります。「定例の会議で議題として取り上げました。そうしたら、『手を消毒するポンプを各コーナーに設置してはどうか?また、お客様も自由に使っていただけるようにすれば食中毒の季節には喜ばれるのではないか?』という提案があり、コストの掛かることですからどうかという意見もあったのですが、思い切って設置をしました。」と表示したらお客はどう感じるでしょう。

このようにホンの平凡なことをトコトン掘り下げて考えてみると他にもいろいろアイデアが浮かびそうです。

平凡をやり続ければそれが非凡となり、やがては口コミとなって拡がっていく

のです。私自身もこれからトコトン凡事徹底に熱中してみようと思ったことでした。
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by yongenso | 2007-07-31 21:30 | 医業PRのヒント

客観的自己診断不足症

つくづく自分のことはよくわからないと感じさせられることが多いものです。自分のことだから一番よくわかっているはずなのにどうしても盲目的になりがち。これは自分自身を客観的に見られない産物と言えるのでしょうか。

昨日は建築リフォーム関連のある経営者からホームページについて相談を受けました。

HPを開設して一年あまりになるがなかなか成果が出ないのでどうやったら出せるか?
という相談です。

細かいテクニックは数多くあるのですが、ページを拝見してまず思ったのがページに『にぎやかさ』が感じられないのです。確かに理路整然と並べられてきれいではあるのですが殺風景なのです。それと、ホームページにとって最も重要なことが欠けていました。それは


一方的な情報提供


に終わっているということです。そもそも人はHPを何のために見るのか?


自分にとって必要な情報を探すため


です。業者にとって必要な情報ではなくお客の側にとって必要な情報です。実は、お客の側にとって必要なキチンと盛り込んでいないHPがあまりにも多いのが現状です。自分の言いたいことだけ、例えば

「実績」
「プロフィール」
「スタッフの紹介」
「社の特長」
「社の歴史」

などを強調しているのです。お客が欲しいのは、自分および家族の問題解決のために

「どのようなリフォームを選択すればよいのか?」

「リフォームをするにあたってどういう点に気をつけなければならないのか?」

「最近のリフォーム業界の現状」

などお客がまず知りたいことを情報提供すればよいのです。この社長も私がアドバイスするまでまったくそのことに気づいていませんでした。ただ売り込み一辺倒のページだったのです。これではお客は興味を示してくれません。何しろ何百万円にも達する大仕事ですからお客の側もより慎重になっているのです。

意外とこうしたことに人間は気づきません。かくいう私もこの手の失敗は数多くやらかしています。それを克服するには

ズバリ指摘してくれる友人、部下を持つこと

ですね。経営者ともなればなかなか単刀直入に指摘してくれる人は少なくなります。そこをあえてチャレンジすることにより客観的自己診断不足病は解消することでしょう。
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by yongenso | 2007-07-25 08:58 | 医業PRのヒント

売れるコトバ熱中症

医療機関で患者さんに対して発信される広報物と言えば「パンフレット」「ホームページ」が主体となるでしょう。しかし、残念ながらその広報物がイメージ重視で人を動かすツールになっていないのです。

『人を動かす』とは、相手に

「ここに行きたい!」

「この先生に診て欲しい!」

という気持ちになってもらうことです。ところがほとんどのツールがきれいな写真、美しい言葉で飾られたものです。確かに見た目は立派だし、イメージは良さそうです。しかし、

ただイメージがよいだけでは人は動かない

のです。それは最近の不祥事を起こした企業(英会話学校や介護事業会社)の例を見れば明らかでしょう。素晴らしいコマーシャルを作ってイメージは高かったはずです。しかし、その実態は・・・。

現代の生活者は、

『イメージ』と『実態』のギャップ

をつぶさに観察します。だからこそ、言葉がいるのです。しかも『ホンモノのコトバ』が・・・


例えば、『患者さんの側に立って』とは

●具体的に何をすることなのか?
●患者さんと話をするときはどういう姿勢なのか?
●待合室や病室のレイアウトはどうするのか?
●待たせないために職員とどのような話をし、どんな工夫をしたのか?
●職員と共通認識を持つためにどんな研修をしているのか?

など掘り下げた、具体的な事例を提示してはじめて人は理解できます。

さらに付け加えるならば、その言葉をどう表現するかも相手の心に届くかに大きく関係します。その事例として次の写真を見て下さい。

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『新洗組』

コインランドリーショップの看板です。かの新撰組に掛け合わせたネーミングですが、いかにもきれいに仕上がりそうなイメージを持たせます。言葉にはその言葉自身が持つ響きというものがあります。

それを見事に活かした例と言えますが、こうした言葉を駆使してイメージを高めていくわけですが、こうした事例は街中の至るところに見受けられます。皆さんも注意してごらんになり、それを

上手に「パクリ」

ましょう。仕事柄なのでしょうが、私はいつもこうした言葉を探してはうまくひねれないかな?と日々遊んでいます。
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by yongenso | 2007-07-10 09:34 | 医業PRのヒント

先天性『おしゃべり』願望症候群

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どうやら私は生まれつき人前でしゃべりたい願望が強い人間のようです。と言っても、私は子どもの頃はとても大人しい人間と見られ、ほとんど授業で手を挙げることも、人前で意見を述べることもありませんでした。

それがどういう訳か、今では人前で話をすること自体が快感に変わりつつあるのです。(と言ってもあくまでも私の専門分野である広告・PRについてのみですが…)先週は地元の国立大学が主催する社会人向け講座と職業訓練校の講師を対象とした研修会の2ヶ所でお話しをさせていただきました。

ひょっとしたら私は「話をすること」、「文章を書くこと」自体が生まれつき好きだったわけで、単に子どもの頃それが隠れていただけのことなのでしょう。

ところで、何回も講演や研修会の講師をさせていただくうちに、つくづく「『量稽古』が大事だな」と言うことを実感しています。

ある有名な講師によると、同じテーマを300回ほどしゃべらなければ一人前になれない!と聞いたことがあります。ほぼ同じテーマで繰り返し繰り返し話をすることにより

事例に幅が出る

同じ事象でも違った角度から見ることができる

など深みが出てくるのでしょう。

同じテーマで話し続けるのにはもう一つメリットがあります。それは、時間の有効活用です。私のような素人、しかも研修を業としていない人間にとっては多くのギャラは望めません。

しかし、話す時間はギャラがどうあろうと同じです。実働時間は2〜3時間程度なのですが、その前準備に要する時間まで含めるとゆうに10時間は超しているほどの大仕事なのです。

だからこそ、同じテーマをトコトン掘り下げて内容に厚みを持たせる。こうすれば時間の節約と共にスキル向上の一挙両得が可能となります。
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by yongenso | 2007-07-03 14:46 | 四元重美ブログ