イベントによる好感度増強剤

d0091249_136755.jpg先日あるクリニックの院名変更に伴うイベントのお手伝いをしました。開院したもののなかなか患者増(私は患者増ではなく、ファン増と定義づけていますが…)につながっていないという現状があり実施したわけですが、当初は広告やPRは特に予定していませんでした。しかし、院名変更はせっかくのチャンスなので何らかのイベントをやった方がよいと私から提案したものです。

当日は院長自身と私の知人に登場していただきました。私の知人とは「笑いの会」の主宰者です。「笑いと健康」についてしゃべってもらいましたが参加者からは高い評価をいただきました。彼は医師ではありません。しかし、笑いというものについて17年もの長きにわたり研究し、実践してきた人です。最近では福祉施設や市町村の健康イベントにもちょくちょく招かれています。

さて、私はこのイベントを通じて気づいたことがあります。それは、

地域住民は身近な健康情報を欲しがっている

ということです。物が豊かになり何不自由ない暮らしの中で健康はかけがえのない財産です。メタボ健診も始まったことですし、予防に関心が高まっています。

話はちょっと飛びますが、医療機関が他の業種と圧倒的に違う特長があります。それは

『用がないとやって来ない』

ということです。つまり病気にならない限りほとんどやってくることはありません。とすれば住民が病気になるまで待たなければならないのです。その間にも新しい医療機関ができたり、他の病院の口コミ情報を耳にしたりと次から次と新しい情報が人々の元に届きます。だからこちらのことを忘れられないためにも、かねてから

『用もないのに来てもらう』

必要があるのです。

用もないのに来てもらう、その格好の材料がイベントなのです。イベントであれば病気でもないのにその病院に行くことができます。特に初めての方ならドクターをはじめスタッフの方々と深いコミュニケーションを交わすこともできるでしょう。

ドクターの人柄やスタッフの面倒見の良さを知ってもらいさえすれば、イザ病気になったときどこの医療機関を選ぶか?もう分かりきったことですね。人は限りなく保守的な動物です。見ず知らずのところに足を運ぶのは抵抗があります。

おかげで今回のイベントには強い雨が降るとてもコンディションの悪い中、50名近くの方がお見えになりにぎわいました。また、このイベントに参加くださった方々に最後にアンケートに答えていただいたのですが、その中でピカイチの評価をくださったアンケートがありました。それは、

『医療機関に対して決してやって欲しくないことは何ですか?』という質問です。これに対してある方が

「このような質問の設定をされること自体、思いやりのあるセンスのある医療機関だと思います」

と答えてくださいました。これにはこちらが感激してしまいました。たった一人でもこちらが努力したことを評価してくださる方があるのは励みになります。これからも定期的にイベントを開きましょうということで院長と一致したところでした。

しかも、今後のイベント開催にはコストがかかりません。なぜなら、現在通院中の患者さんや今回アンケートに答えてくださった方にハガキを送るだけですむのですから…

継続は力なりです。住民の頭の中からこちらのことを忘れられないためにも継続を心がけていきたいものです。
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by yongenso | 2008-05-28 12:52 | 医業PRのヒント


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