医療に限らずどんな事業においても『らしさ』にこだわる必要があります。こだわるからこそその特性が表出され、人々の心に留まるのです。
「保険屋」さんを例にとってみましょう。保険屋さんの存在意義とは何でしょうか? 『安心』 だと思いますね。事故を起こしたとき、被害にあったときなどイザというときに頼りになるかどうかが肝心です。保険というのは非常に複雑です。私もある保険の話を何回聞いてもよくわからなかったという経験があります。それほど素人にとっては難しい領域です。 ましてや、事故などとっさの時に頭はパニック状態です。こうしたときに頼りになる存在、それが「プロ中のプロ」ということになりますね。 いつでも相談できる とっさの時に駆けつけてくれる という安心感こそがその人を選ぶ分岐点です。 先日通りかかった保険屋さんの事務所を見て、もっと安心感の与えられるような工夫を施したらどうだろうと考えました。保険なんて言うのは口コミが主な仕事発生源かもしれませんが、しかし、地域に根ざすなら看板一つムダにしちゃいけません。 安心を売りにするのですから 1)店主の似顔絵を名刺や看板に登場させ、安心感を醸成させる 2)似顔絵入りの立体看板を作り、交通安全・家内安全の標語入りのたすきを掛けさせる 3)町内の青パト隊,こども110番に参加し、車にもシート看板を施工する 4)地域に対して防犯ブザー、ホイッスルなどの貸し出しを行う 5)賢い保険活用術・防犯対策などの学習会を地域密着型で行う 6)社名の一工夫(○○安心保険事務所)、電話番号の工夫(71-9924 何でも一番!救急通報) こうしたことで地域に対して“安心できる存在”というイメージが定着していきます。また、地域での顧客率を高めることは経営上の観点からも、移動距離が少ない、対処がすぐできる、口コミが早く伝わりやすいことなどのメリットが生まれるはずです。 それぞれがその業界ならではの「らしさ」に徹底してこだわり、看板一つにしてもおろそかにせずいいイメージを創りあげていくことが、地域におけるポジションを確固たるものにしてくれるでしょう。
by yongenso
| 2007-08-08 08:50
| 医業PRのヒント
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