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『先端情報不感症』を克服する

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先日のテレビ番組「ガッチリ儲かりマンデー」をごらんになりましたか?私はこの番組をしょっちゅう見ているのですが、今回はなかなか面白いテーマでした。題材は「回転寿司」。今ではすっかり市民権を得た回転寿司業界ですが、激しい競争環境にあるようです。その中でこれは面白いな!という事例をご紹介します。

1.ベルトコンベアで流れてくる皿がお客のいないゾーンに差しかかるとUターンする。これで新鮮さを常に保てる

2.タッチパネルによる注文システムで注文の聞き間違いを低減、また厨房にダイレクトに表示されるため作業が迅速に。

3.皿がQRコード付きになっていることで会計処理が迅速になり、お店の回転率も良くなる

4.食べた後の皿を専用ボックスに投入するようにした会計処理システム。これだと女性でも何皿食べたかがわからず人目を気にしなくても良い。

5.お皿5枚ごとにラッキーチャンスに挑戦できる遊び心を演出。このことが客単価アップにつながる

回転寿司業界が安定した経営を築くうえで要となるのが、“ロスの低減”です。一般の寿司屋とちがって見込みで作るために、コンベアに載る寿司を減らせば品数が少ないと不評を買い、多く握ると新鮮さが損なわれてしまう。この相矛盾したテーマに必死に取り組んでいるんですね。

こうした他の業界の動きは医療機関にとっても参考になります。患者を待たせない工夫患者に恥をかかせない工夫患者に快活な場を提供する工夫などなど。

要はこうした他の業界の事例を「医療機関とはちがう!」と片付けてしまう『不感症』にならないで、早速取り入れるという実践力が大事なように思います。
by yongenso | 2007-06-26 09:37 | 医業PRのヒント


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