理念の高さは富士山をも凌駕する

今、ある介護施設の開設に関するお手伝いをしています。

ここは認知症対応型のデイサービスセンターなのですが、昨日スタッフの方々とのオープンに向けての会議に参加しました。私の役割は、


施設の特長や方針をわかりやすく伝え、かつ共感を持ってもらえるように広告・広報物の表現をすること


会議の過程で、あるスタッフから「施設の理念、方針をもっともっと明確にした方がいいですよね!」という意見が出されました。今回が実質2度目の全体ミーティングだったのですが、ボタンの掛け違えという言葉があるように、入り口でまちがった選択をしてしまうとなかなかその迷路から抜けられないということに陥りがちです。

「理念をまず明確にしましょう!」という定義がなされたことに私はいたく感銘しました。

初めが肝心なのです。どういう施設にしたいのか?…の



●利用者にはどんな風に一日を過ごして欲しいのか?

●老後、老いるというものをそもそもどう捉えるのか?

●身体機能の衰えたお年寄りにスタッフはどこまで手を貸すべきなのか?

●地域密着というが、そもそも何を指して密着と言うのか?

●地域のお年寄りは介護施設に対してどういう印象を持っているのか?



などについて徹底して掘り下げる作業が必要です。そうすることによって何をやるべきかが見えてきます。

“お年寄りの残存機能を目一杯活かす”という方針が立ったなら、

トイレの造りはどうするべきか?

お風呂の椅子や手すりはどう取り付けたらよいか?

食事の際に使うテーブルに工夫はできないか?

スタッフはどの程度の距離を保てばよいか?

スタッフは日常どんな言葉を掛けるべきか?

などの方策が次から次と生まれてきます。理念と具体的方策との関係はまるで数学の方程式に似たところがあります。もちろん数学ほど正確な答えにならないにしても、インプットが正しければアウトプットは成果を期待できると言うことです。

アイデアは、いきなり生まれてくることはありません。
仮に生まれてきたとしても、それは論理的には何ら整合性のない、実現性の薄いものになりがちです。

まずはじめに理念ありき、その理念が高ければ高いほど地域の人々やスタッフなど周りを魅了してしまう、文字通り富士山よりも気高い存在となりうるのです。

メディカル広報センターのホームページ ↓↓↓
http://www.medical-koho.com/
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by yongenso | 2007-01-19 08:54 | 四元重美ブログ


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