「東日本大地震」、ちょうど昨日一ヶ月という節目の日を迎えました。一ヶ月を経過したというのにその被害の全容が分からず、しかも、また余震で何人かの命が奪われてしまいました。この一連の出来事を見て自然とは何と非情なんだろうと思わずにはいられません。
また、深刻な問題となっているのが「原発事故」。とうとうレベル7という最悪の設定がなされたようです。「絶対に壊れることはない」、「日本の原発は世界一安心」と謳っていただけにこのショックは計りしれません。早く終息して欲しいと願うばかりです。 ここ鹿児島でも原発の基地が存在するだけに他人事ではありません。 「ここだけは大丈夫」 なんていう言葉が通用しないことがハッキリわかりました。だからこそ我われが次にするべきは、 「ひょっとしたら災害に遭うかもしれない」 そう考えて事前の対策、もし被害にあった場合はどのような手を打つか綿密な綿密なシミュレーションをしておくことが大事なように思います。 さて、今回の災害を通じてよく出てきた言葉が 想定外 という言葉です。 「今度の地震はまったくの想定外の大きさでした」 「あんな津波が来るなんて想定外でした」 「原発の設備が壊れるなんて想定外でした」 私は、この想定外の大きさだったという言葉からは自然そのものに原因を求めている、ある意味責任放棄のような気がしてなりません。 そもそもこの想定外、想定内という言葉、誰が決めたのでしょう。これは『どこか』の『誰か』が決めたのです。自然が決めたわけではない。学者や企業の研究者、自治体の防災担当者、あるいは首長、あるいは政治家の中の誰かが「これぐらいだろう」と決めたのです。 「想定外」は「想定内」 これを私たちは肝に銘ずるべきかもしれません。 「想定外なことが起こりうることを常に想定してすべてを設計する」 つまり、避難訓練を徹底し住民同士情報を共有しておく、防災に強い街づくりを設計しておく、これは50年100年設計といってもいい壮大なプランです。ぜひこの災害対策を他人事ではなく、自分事として捉え予防を図っていきたいものです。 また、今回の災害で命を落とされた方の冥福をお祈りすると同時に、いち早い復興を願うばかりです。そして私自身が出来ること、些細なことでいいから被災地の方を支援したいと思います。 合 掌
by yongenso
| 2011-04-12 13:36
| 四元重美ブログ
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