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突っ込み栄養剤

私が所属している経営者の会がありますが、この会は他とちょっと違うところがあります。それは毎月の例会の作り方が異なっているのです。

普通講演会ならテーマと対象(聞き手)を相手(講演者)に伝えてお任せするというケースが殆んどだろうと思いますが、この会では予行演習を最低でも3回、多い時は4回やったりすることもあります。では、なぜそんな一見面倒とも思えようなことをするのか?

実は聞き手にスポットを当てるのではなく、


報告者が主役に


なっているのです。何回も何回もリハーサルをするうちにどんどん話し手自身の考え方が明確になっていくのです。所どころで参加者から

「そこはよく判らない、なぜ貴方がそうしたいのか、やりたいのかが見えて来ない」

などの鋭い突っ込みがどんどん入るのです。この度重なる突っ込みが報告者の考えを明確にしていくのですね。



人は人によってでしか磨かれない



これを私も実感しました。相手を尊重した上での突っ込み、これが人間を成長させてくれる源なんですね。鋭い突っ込みこそ栄養剤。話し手自身が成長していく様は、まさにドラマを見ているようです。

しかし、これでは聞き手不在と言われそうですが決してそういうことはありません。何故なら報告者と同じような悩みを中小企業の経営者はみんな抱えているからです。
by yongenso | 2010-02-12 10:16 | 四元重美ブログ


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